現代と昔とでは、様々なものが変化しています。
遊びもその中の一つです。
お孫さんが、
- ゲームばかりしている
- 気付けばスマホをみている
- テレビにかじりついている
なんてことありませんか…?
せっかくのお孫さんと過ごせる時間、一緒に共有できる遊びをしたいですよね。
そこで注目したいのが、昔の遊びです。
おじいちゃんおばあちゃん世代が遊んでいた昔の遊びを『昔遊び』と呼んだりします。
この昔遊び、今の子どもたちには意外と新鮮で楽しめるものなのです。
おばあちゃんの中には、
- 昔遊びなら自信がある
- 得意なものがある
- 孫に教えてあげられる
という方も多いのでは。
現代でも、お孫さんと一緒に遊んでもらいたい、昔遊びについてご紹介します。
お手玉
おばあちゃんにとっては懐かしく、お孫さんにとっては新鮮なのがお手玉です。
最近はお手玉がもたらす効果が期待されつつあります。
その効果というのが、脳に関するもの。
お手玉をすることで脳に刺激が伝わり、認知症の予防が期待できるというものです。
前頭前野を刺激してくれるということなので、もちろん子どもにとってもいいものです。
おばあちゃんとお孫さんどちらにとってもいい影響を与えてくれるというのがうれしいですね。
少し大きいお孫さんでしたらお手玉を手作りするところから始めてみてください。
中に何を入れるのかをあれこれと話し合ってみるのも良いですね。
折り紙
誰しも小さいころに1度は折った経験がある折り紙。
今や世界中でその繊細さや美しさが話題となっています。
紙一枚から、動物や植物、キャラクターまで折れてしまうなんて、すごいですよね。
この折り紙も、子どもの脳を育てるにはもってこいの昔遊びの一つです。
折り紙を折ることで、子どもは手先の器用さを手に入れます。
結構細かい動かし方をしないといけない折り方もありますが、小さな子どもでも、出来上がりに近づけたい思いから頑張って折ってくれます。
この手先の動きは脳の発達を促します。
想像力を育み、思考力を高めてくれるんです。
おばあちゃんにとってはこちらも認知症予防になりますよ。
最近はキャラクターを折り紙で作ったりします。
お孫さんの好きなキャラクターの折り方が載っている本を一冊買って一緒に折ってみたり、お孫さんは今時のものを、そしておばあちゃんは昔ながらのものを折って、1枚の紙に一緒に張り付け、ストーリーを持たせてみてもいいですね。
わらべ歌と手遊び
わらべ歌にのせて手遊びをするのは、ねんねの赤ちゃんの頃から一緒に遊べる昔遊びです。
もちろんねんねの赤ちゃんは手遊びを一緒にすることはできませんが、赤ちゃんの聴覚や視覚、触覚が刺激されて、脳と体の発達を促すことができますよ。
また、スキンシップで赤ちゃんにリラックス効果も生まれます。
2歳くらいになると、子ども自身が音楽に合わせて踊ったり、フリをまねしてくれたりするようになります。
そうなると、おばあちゃん自身が子どもの頃に歌って遊んだ曲で一緒に楽しめますよ。
このわらべ歌、年代によって、また、地域性もかなりあらわれるものです。
おばあちゃん世代が歌うわらべ歌とママ世代が歌うわらべ歌は違っていたりしますし、育った地域によっても変わってきたりします。
どちらが正解というわけではないので、歌い比べてみても面白い発見があるかもしれませんね。
また、わらべ歌は、地域の児童館でも、赤ちゃん向けのプログラムの中で歌われたりします。
そういった場に出向いていき、歌われるわらべ歌を覚えるのもいいですね。
あやとり
ひもさえあればはじめられる手軽さがいいのが、あやとりです。
小さいお子さんには少し難しいかもしれませんが、3歳くらいになれば遊べるようになります。
あやとりも、手先を使った遊びです。集中力や記憶力が鍛えられます。
また、一つのあやとりを二人で交互に取り合えば、コミュニケーション能力の向上につながり、順番を待つことや、相手のことを考えることも覚えることができます。
簡単な技から始めていって、どんどん難しい技にステップアップさせていきましょう。
昔できた技を忘れてしまっていることもあるかもしれませんが、やっているうちに思い出すかもしれませんよ。
おはじき
色々な大きさや色があって、見ているだけでもきれいなおはじき。
小さいころに集めていたというおばあちゃんもいるのではないでしょうか?
おはじきも子どもの集中力を育ててくれる遊びです。
また、指の微妙な力加減でゲームの勝敗が決まる遊びなので、手の使い方が習得できます。
単純なルールのおはじきですが、これもまた各地域や、各家庭によって微妙にルールの違いがあったりします。
お孫さんには違うルールで遊んでいる子もいるということを伝えてから、おばあちゃんの知っているルールを教えてあげると、もしお友達との間でルールの違いがあったとしても、戸惑うことなく遊ぶことができますよ。
↑123個は広げてみると意外と少ないものです。お孫さんが一人でない場合は追加した方が良いかもしれません。
また、気を付けて欲しいのが誤飲です。
遊んでいる子自身は口に入れてしまうような年齢ではないかもしれませんが、下に小さいお孫さんがいる場合は気を付けてあげてください。
おいしそうな飴玉に見えてしまうかもしれません。
ついつい口に入れてしまって飲み込んでしまうことのないよう注意が必要です。
おばあちゃんが伝える昔遊び
おばあちゃんが昔遊んでいた遊びは、ゲームに慣れてしまっている現代の子には物足りないのではないかと思ってしまいますが、シンプルなだけに始めやすく、また奥の深いものです。
昔遊びは、
- 集中する力
- 諦めない力
- 他者を思いやる力
などを遊びながら養うことができます。
お孫さんとコミュニケーションをとりながら、色々な遊びを楽しんでくださいね。