一緒に新年を迎えて、新たな1年の一歩を踏み出す日に、お孫さんと両親が帰省してくることを楽しみにしているおじいちゃん・おばあちゃんは多いのではないでしょうか。
お正月といえば昔から家族そろって新年を迎え、三が日の間に親戚など身近な親族と再会し、一緒におせち料理を食べたり、遊んだり、お年玉をあげたり…そう過ごしてきましたよね。
今の時代も同じように過ごすのが当たり前なのでしょうか?
今回は、現代のお正月の帰省に関するパパママ事情と、どう向き合っていけばよいのかを、ご紹介していきたいと思います。
夫側の実家優先ではない
近年、「お正月の帰省は夫の実家に帰る。」といった動きは少なくなってきています。
それは、遠方過ぎて帰れなかったり、逆に遠方で普段会えないお嫁さんの実家を優先する夫の計らいであったりします。
この他にも、嫁姑問題から避けることもあるようです。
旦那さんのご実家からしてみたら、ひと昔前では考えられなかったことですが、今はそういう考えも広まっている時代ということですね。
実家に帰省しない理由
では、実際にどのような理由で帰省しないのか見ていきましょう。
子どもが小さい
お孫さんが生まれたばかりであったり、首が座っていなかったりすると持ち物もたくさんになりますし、おうちにいる方が楽なため帰省したくないことがあるようです。
確かに泊りがけでも荷物がたくさんになりますし、日帰りでも長時間の移動な場合はお孫さんも大変ですし、ママも疲れ切ってしまいます。
また、イヤイヤ期や人見知りがすごい時期も同様です。
自宅で過ごした方がパパママやお孫さん自身も安心して笑顔で過ごすことができます。
もし、この理由で断られた場合はしっかりと受け止めてあげ、その年は諦めるようにしてあげましょう。
万が一、「大丈夫でしょう?」「なんでだめなの?」と言ってしまえば、お嫁さんの場合は特に、理解してもらえないと思い、距離を置くようになってしまいます。
自宅でゆっくり過ごしたい
共働きで義実家に帰省することになっていた場合に特に多いようです。
普段忙しくしていて、やっと迎えたお正月休みも、義実家に行くことになれば気を遣いますよね…。
パパママどちらともいえる状況ではないでしょうか。
もし、この理由で断られた場合は、普段忙しくしていることを理解してあげてください。
働きながら子育て、家事をこなしていくのはとても大変です。
やっととれた長期休みだからこそ、家族でゆっくり過ごさせてあげてみてはいかがでしょうか。
新年早々から予定がある
アクティブなパパママ世代が多いですから、
- お友だち同士で集まって過ごしたり
- 新年のイベントなどに参加したり
- 家族で旅行を計画したり
しているかもしれません。
若いからこそできることですし、お友だちと集まったり、イベントを楽しんだりするのも今しかできないことですよね。
予定があって帰省することができないといわれたら、ぐっと我慢をして、自分の若かったことを思い出してみてください。
やりたいことを、今やらせてあげましょう。
理解のあるおじいちゃん・おばあちゃんは好かれますよ。
実家への帰省を強制しない
ご覧いただいた通り、いろいろな事情が想定されます。
子どもが小さいからこそ両親は家族で様々なことに家族で挑戦したいと感じ、一緒に過ごす時間を大切にしたいと思っています。
おじいちゃん・おばあちゃんも子育てのベテランだからわかりますよね。
「今」を大切にしたいのです。子どもはあっという間に大きくなってしまいますからね。
ですから、
- 「帰省してくるのが当たりまえ」
- 「顔も見せないなんて非常識だ」
と思ってしまうかもしれませんが、連絡がないのは元気な証拠と言うように、元気だからこそ仕方のないことと、割り切ってみてください。
それでも会いたいかわいい孫に!!
それでもかわいいお孫さんに会いたい!それがおじいちゃん・おばあちゃん心ですよね。
物は言いようです。
- 「お年玉いつ渡したらいいかな?」
- 「そちらに行く用事があるから、少しだけ寄っても大丈夫?」
と言ってみましょう。
予定を崩さない程度の訪問なら、嫌がられることもないでしょう。
もし実家に来てくれるという場合は、お正月は過ぎてしまっても、1月中に来てくれるようなら喜んで受け入れてあげてください。
時代と共に変化するお正月の過ごし方
いかがでしたか?時代と共に、人の考え方・風習も変わってきます。
それは仕方のないことですから、頭を柔らかくして柔軟に対応してあげてください。
お互いに歩み寄ることが大切です。考えを押し付けたり、かたくなに強制すると、良好だった関係も崩れてしまいます。
一度崩れてしまうと元に戻すことはすごく大変です。
事情を理解してくれたおじいちゃん、おばあちゃんになら、
- お正月会えなかったから次の休みは優先しよう
- 両親・義両親を大切にしよう
と、パパママは思ってくれることでしょう。
お孫さんに会えるタイミングはいつでもあります。
言い方・歩み寄り方を考えてうまくお正月を過ごせると良いですね。