里帰り出産を了承したおじいちゃん・おばあちゃん、娘さんと赤ちゃんを迎える準備は整っていますか?
娘さんのお産が始まったら退院まではあっという間です。
娘さんが里帰りしてくるまでにおうちの準備はおえておくと安心です。
今回は、娘さんが嫌がるであろう、こんな実家は勘弁して欲しいという例をご紹介します。
娘さんを迎える前に、お家がこんな状況ではないかチェックしてみましょう。
ご両親や実家の誰かが喫煙者
赤ちゃんにとってタバコは特に有害です。
赤ちゃんと同じ環境でタバコを吸うのは言語両断!絶対にやめてください。
お孫さんの誕生を機に長生きもかねて、禁煙にチャレンジもいいかもしれませんよ。
でもどうしても難しい…そんな場合は、外でタバコを吸い、家の中にタバコの空気を持ち帰らないことを意識してください。
そして、さらにタバコを吸って、手を洗いましょう。それでも臭いや有害物質はとりきれません。
肺にはいった煙でまだまだタバコ臭さは消えませんし、口から有害物質も出続けていますから、すぐに抱っこしたり、触ったりしないようにしましょう。
お孫さんをはじめ娘さんにも嫌われてしまうかもしれませんよ…
実家がごみ屋敷
いらないもの必要なもの、どれもあちらこちらに放置していませんか?
せめて赤ちゃんと娘さんが過ごす部屋だけはとにかく綺麗にしておきましょう。
お孫さんをきっかけにおうちがきれいになれば良いですよね。
お孫さんもどんどん大きくなります。動き回るようになったらそれこそ大変です。
近寄らせないようにとお孫さんを連れてきてくれなくなってしまうかもしれませんよ。
ペットの汚れがひどい
おうちの中でワンちゃん猫ちゃんがいる場合は、部屋をきちんと分け、入れないようにしておく、またはゲージにしっかりと入れておくなどの配慮が必要です。
赤ちゃんに何をするかわかりませんし、飼い主が「大丈夫」と思っていても、取り返しがつかなくなるようなことはあってはなりません。
また、ノミやダニは赤ちゃんにとって天敵です。
赤ちゃんの弱くて柔らかいお肌に悪影響があるかもしれません。
念には念を入れて、しっかり空間をわけてペットの汚れで周りや空気が悪くならないようにしましょう。
退院早々親戚が押し掛ける
これは娘さんが一番疲れる問題です。
きちんと娘さんに了承を得てきてもらうようにしましょう。
里帰りは、心も身体も赤ちゃんと一緒に休ませるためにあるものです。
もし苦手な親戚が、ずかずかとやってきて、あかちゃんをべたべた触り、長々居座っていたら…娘さんはどう思うでしょうか。
親戚に報告も大切ですが、人数や人、時間をきちんと区切って話し合ってから来てもらうようにしましょう。
逆に、仲が良く娘さんが会いたがっているようでしたら、積極的にきてもらいリフレッシュさせてあげてください。
休みたいのに休めない
里帰り出産を了承してくれたから実家に帰ってきたのに、両親はほぼいなく、家事全般任されるなんてことがあったら…里帰り出産の意味がありませんよね…。
もちろんもう体調も問題なく、育児にも慣れてきたなら家事を頼んでもいいかもしれません。
しかし、まだまだ休養が必要なのに、普段通りの扱いをうけたら娘さんは大変です。
ですからそうならないように、お仕事で受け入れが難しい、他の事情で面倒が見切れないと言った場合は安易に受け入れず、きちんと断りましょう。
昔の育児を押し付けられる
今は早くから、白湯や麦茶、果汁などはあげません。
離乳食開始時期まで、すべて母乳やミルクで対応して良いとされています。
それにも関わらず、昔の育児の常識を押し付けられる実家は、娘さんにとって窮屈なものになります。
ぜひ娘さんの意見、今の育児の常識を尊重して、意見を押し付けないであげてください。
心も身体も疲れているのに、両親とぶつかってしまったら、娘さんの心は折れてしまいます。
「こんなに意見が合わないならもう来たくないな…」そう思われてしまったら残念ですよね。
また一から育児を経験するつもりで、初心に戻って娘さんに寄り添ってあげてください。
里帰り出産は恵まれた環境
筆者は里帰り出産をしませんでした。
まだまだ現役で両親が共働きであったため、自宅にいた方が楽だと思ったからです。
幸い実家と近かったため、ご飯だけ作りに来てくれたり、持ってきてくれたりと必要な時だけ助けてもらいました。
里帰り出産ができるということは本当に恵まれた環境なのです。
こんなはずじゃなかった…と娘さんが思わず、育児に自信を持ってまた自宅に帰れるよう最大限のバックアップをしてあげてくださいね。
里帰りをさせてくれるだけで、娘さんは感謝していますから、さらに環境を整えるともっと喜んでもらえます。
正直、おじいちゃん・おばあちゃんはとても大変だと思います。負担も増えることでしょう。
ですが、これから出会う可愛いお孫さんのため、そしてママとなる娘さんのために、居心地の良い実家を提供してあげてくださいね。