今やほとんどの人が使用しているSNS。
特に写真をメインに投稿していいね!を集めるインスタグラム(インスタ)は、老若男女問わず多くの人の指示を得ています。
また、親しい知人などと気軽に交流でき、近況報告ができるフェイスブックは、文章と共に写真を投稿しやすく、様々な方と友だちになることもできて使いやすいですよね。
可愛い孫を自慢したいあまり、インスタグラムやフェイスブックを始めるおじいちゃん・おばあちゃんは増えているのではないでしょうか。
しかし、SNSで写真を安易にのせることは危険なのです。
今回は、人気のインスタ・フェイスブックなどのSNSで、孫の写真をのせるにあたり注意すること、気を付けなければならないことをご紹介していきます。
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写真は個人情報の宝庫
ひと昔前までは、写真はカメラで撮影したら現像し、アルバムに保存したり飾ったりして家族で楽しむものでした。
しかし時代は変わり、スマホなどで撮った写真をSNSに気軽に載せることができるようになり、上手く撮影できた写真をもっとたくさんの人に見て欲しいと思うようになりました。
風景や自分、食べ物を撮ってのせることは、そこまで危険ではありません。自己責任の中で行える範囲ですね。
しかし、お孫さんはどうでしょう。
可愛いお孫さんを身の危険にさらしていませんか?
お孫さんと一緒に個人情報の特定できるもの写っていませんか?
可愛いお孫さんのベストショット!お孫さんにばかり目がいくかもしれませんが、その周辺をよく見てください。
お孫さんの
- 名札
- 園服
- 場所の特定できるもの
など、一緒に映り込んでいませんか?
今はちょっとしたヒントがあるだけで、インターネットを使ってどこの幼稚園に通っているとか、近所の目印のものからどの近辺に住んでいるかなど、特定できてしまうのです。
近所の目印となるもので考えられるものは、
- 自動販売機(住所が書いてあるものがある)
- 公園(遊具から判明しやすい)
- その町にしかないお店
- お店の外観(○○店などの表記でわかる)
などがあります。
こんなことを気にしなければならない世の中は悲しいですが、今はどんなことが事件に発展するかわかりません。
注意深く写真をみてからSNSにのせましょう。
現在地データが表示されていませんか?
SNSに投稿する際、「現在地を送る」などのボタンやマークが出ていることがあります。
そのチェックがされていたり、現在地を送る機能がONになっていたりすると、今いる場所や撮影した時の場所が送信され、写真とともに表示されてしまうかもしれません。
大型テーマパークや動物園など、その時たまたま訪れた場所ならまだ良いですが、近所の小さなスーパーの場所などがわかってしまうと生活圏がわかり、その近所に住んでいることが判明してしまうのです。
他のお子さんは写っていませんか?
お孫さんと一緒にお友だちが写っていたり、後ろの方などに正面の顔や横顔が写っていませんか?
他のお子さんが写ってしまうと、上記で説明したように、その子どもの個人情報まで公開してしまうことになるかもしれません。
また、勝手にSNSに自分の子の写真をのせられることを、良く思わない保護者の方は多くいます。
他のお子さんが写っている写真は、
- 他のお子さんはスタンプで隠す
- 背景やお顔をぼかす
など対応しましょう。
他のお子さん、人物にスタンプを押したり目にラインを入れることに抵抗がある…という方は、いっそのこと、
他の人物がが写っている写真は使用しない
というルールを決めても良いかもしれません。
重要!お孫さんのご両親に許可を取っていますか?
重要なポイントになります。
お孫さんのご両親にSNSに投稿しても良いか、のせたい写真の許可を取らなければなりません。
お孫さんはまだ自分で物事の判断がつけられませんよね。
お孫さんの「保護者」にあたる人物に許可をとらなければ、何かトラブルに巻き込まれた際に取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
できれば、一緒に写真をみてもらい、
- 個人情報がわかるものは写っていないか
- 他の人物は写っていないか
- 現在地データはわからないようになっているか
などを確認してもらうと安心です。
【まとめ】SNSを使って孫の写真をのせるときのポイント
こんなにたくさん気を付けなければならなくても、SNSを使いたい!孫を見せたいんだ!
そんなおじいちゃん・おばあちゃん、気を付けていくポイントを改めて確認しましょう。
孫の両親に許可をとる
まず投稿する前提で、両親に許可をとる必要があります。
インスタ・フェイスブックに限らずLINEやツイッターも同様です。
一度許可をとったからどれでものせてよいとは限りませんから、必ずのせたい写真を毎回確認してださい。
万が一、「やめてください。」と言われても、
- 怒ること
- 「自分はのせてるくせに」と思うこと
は、やめてください。
親は自分たちの責任の持てる範囲内で使っています。
もしおじいちゃん・おばあちゃんの写真が原因で誘拐など事件に巻き込まれたら…あなたは責任をとれますか?
断られたことにより、「万が一の危険を防げた」と前向きに受け取り、お孫さんを自慢したい時は、
- 直接お友だちに会った時に見せたり
- 写真を小さなアルバムにいれて持ち歩いたり
違う方法を考えましょう。
現在地情報がOFFになっているか
毎回現在地がわからないように設定して投稿するのは手間がかかりますから、アカウント設定からOFFにしておきましょう。
わからない場合は身近なわかる人に設定してもらいます。そうすることで、現在地の特定が難しくなります。
一緒に写っているものに気を付ける
一緒に写っているお友だちや、個人情報の特定できるものはスタンプを使うなどしてわからないように編集しましょう。
隠すことによって個人情報が最小限に抑えられます。
SNS=不特定多数の人に見られている
SNSに投稿することは、不特定多数の人に見られている、ということを忘れないようにしましょう。
インターネット上では日本を飛び出し、海外のあらゆる人とまでつながってしまうのです。
使い方次第では、とても有意義な手段ともいえるでしょう。
楽しいSNSライフを送るために、気を付けるべき点はおさえ、よく考えながら自己責任の中で投稿してくださいね。