お子さんが結婚して、次に心待ちにしたい報告といえば妊娠報告ですよね。
待ちに待ったお孫さんの誕生が現実味を帯びる瞬間です。
- 嬉し過ぎててすぐに反応ができない
- 何て声をかけたら良いかわからない
なんてこともありそうですよね。
できれば、しっかりと喜びを伝えて気遣う言葉も添えたいものですし、するべきでない言動は控えたいもの。
娘さんや、お嫁さん、息子さんなどから妊娠の報告を受けた際に、どう対応すると気持ちよく思ってもらえるのかをお伝えします。
まずはなにより祝福を
言わずもがな、まずはおめでとうといった祝福の言葉をかけてあげてください。
報告をしてくれたのが息子さんやお婿さんだった場合は、ただただ喜びがあるだけの場合が多いです。
ご両親も一緒に新しい命の種の誕生を、照れずにオーバーなぐらいお祝いしてあげてください。
お嫁さんや娘さんが報告してくれた場合には、喜びはもちろんあるけれども、これから迎えるマタニティ生活や出産に対する不安を感じていたり、すでに起こっている体調の変化に困惑している場合も考えられます。
元気がないと感じることもあるかもしれませんが、体調の変化が原因かもしれないと捉えてください。
そのうえでいつでも相談してねと伝えてあげてください。
妊娠週数・予定日を確認
妊娠報告を受けたら、まずは妊娠週数もしくは予定日を確認しておきましょう。
なぜ確認してもらいたいのかというと、今が妊娠何週目かによって、周囲がどういった対応をすればいいのかが変わってきます。
妊娠超初期や妊娠初期の心拍の確認が取れていない場合は、夫以外の人に報告することは一般的にあまりしないことではありますが、中には報告を受けることもあります。
ただ、この時期は流産してしまう可能性も高いため、たとえ妊娠報告を受けたとしても残念なこともあるかもしれないということを心にとどめておいてください。
安定期まではつわりを気遣う
心拍確認後から安定期までの場合は、一般的につわりがつらくなる時期です。
体調について声掛けがあるとうれしいですね。
お手伝いができるような状況であれば、何か手伝えることはないかと確認してみるのもいいかもしれません。
安定期以降も体調を気にかける
安定期以降の報告の場合は、体調も安定している妊婦さんが多いことは確かですが、まだ終わっていない方もいます。
体調が安定しているかどうかの気づかいがあるといいですね。
妊娠報告を受けたらこの4項目に注意!
お孫さんが産まれるかもしれないという嬉しい気持ちの中で、気持ちがたかぶることも、はやることもあるとは思いますが、気を付けていただきたいことがいくつかあります。
周囲への報告をしても良いかどうか
まずは、周囲への妊娠の報告について、夫婦の意向を確認し、それに従ってください。
妊娠したことを聞いてしまうと、親戚や仲のいいご近所さん、最近お孫さんが産まれたお友達など、伝えたくなる人がたくさんいるでしょう。
でも、まだ安定期に入っていない場合などは、ご両親以外にはまだ知られたくないと考える夫婦もいます。
親戚などに報告してもいいのかどうかを聞いておいてくださいね。
勝手に妊娠報告を周囲にすると、その後の子ども達との関係悪化にもつながりかねません!
過剰なサポートはしない
報告の時期が心拍確認してもらったタイミングであって、つわりが辛そうな場合、何かしてあげたいと思いますよね。
身の回りのお世話や、上の子がいる場合は上の子のお世話などが考えられますが、あれもこれもと勝手に判断してお世話をするのはやめましょう。
必ず、娘さん、お嫁さんの気持ちを確認してからにしましょう。
離れた所に住んでいて直接お世話ができない場合はつわり中でも食べられるものを送るといったサポートができそうですよね。
その際にも、食べなければいけない!というようなプレッシャーになるような言葉かけは控えてくださいね。
励ましのつもりの声掛けであってもつわりでつらい中では重圧に感じてしまいます。
つわりの時は食べられるものを、食べたい時に小分けにして食べるのがポイントです。
妊婦さんのペースで食べることができれば大丈夫です。
食べられない様子を見ると妊婦さんのこともおなかの赤ちゃんのことも気になってしまいますが、脱水にだけは注意して、焦らずに見守ってあげてください。
サポート以上に、見守ることも大切!
今時の妊娠・出産の常識を知る
そして、今時の妊娠・出産について知ってください。
出産経験のある方だからこそできるアドバイスがあると思います。
ですが、以前の当たり前が、今では当たり前ではないということがあります。
孫育てという言葉が聞かれるようになり、今と昔の妊娠・出産・子育てについての違いが紹介されているガイドブックなどもあります。一度目を通されてはいかがでしょうか。
かつての常識を押し付けると「非常識な祖父母になる」と思われてしまいます!
性別や名前の話は我慢
また、未来の話はぐっと我慢してください。
お孫さんが産まれてきてくれるワクワクした気持ちから、性別や名前などの話題を話したくなりますが、つわりでつらかったり、まだ流産の可能性がある時期だったりすると先のことは考える余裕がありません。
お嫁さんや娘さんが話をし始めるまでは我慢してください。
まずは娘さん、お嫁さんの体調が一番。身体も心も元気でいてもらえるよう努めましょう!
妊娠報告の対応からおじいちゃん・おばあちゃんは始まる
妊娠の報告はとてもうれしいものですよね。
妊娠期間は十月十日と言われます。
妊娠報告を受けたら、数ヶ月もすればおじいちゃん、おばあちゃんです。
妊娠報告を受けた際の対応、妊娠期間中の対応が、赤ちゃん誕生後の家族の関係性を変えることにもなるのです。
先走った対応などをせず、子ども達、特に妊婦である娘さんやお嫁さんをいたわる気持ちをもっておきましょう。
赤ちゃんが家族になってくれる日を心待ちに、おじいちゃんおばあちゃんになる準備をしておいてくださいね。