おじいちゃん・おばあちゃんはお孫さんに強い思い入れがあるのではないでしょうか?
「孫は自分の子どもよりかわいい」と言われるくらい、おじいちゃん・おばあちゃんにとってお孫さんは特別な存在ですよね。
そのため、教育方針や気持ちの面でいろいろと言いたい気持ちもありますよね。
しかしパパママからすると、愛情からくるものだとはわかっていても、叱り方によっては頭にくることや心配になることも多いのです。
今回は、実際にどのように叱ったり、いつ叱るべきなのか…また、ご両親と意見が割れてしまった際どうしたら良いのか、それぞれに見ていきましょう。
どんな叱り方がいいの?
感情的にならないように
感情的に叱らないためには、まず、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱りましょう。
感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定なお孫さんになってしまうこともあります。
子どもの気持ちを聞く
例えば兄弟げんかでは、けんかの理由も聞かずに、お兄ちゃんを叱ってしまうおじいちゃん・おばあちゃんも多いのではないでしょうか。
これだけに限りませんが、お孫さんの話を聞かずに、頭ごなしに叱ってはいけません。
まずは、冷静にお孫さんの話を聞いてあげましょう。
子どもは小さければ小さいほどうまく自分の気持ちを伝えられません。
ですから、まずお互いの言い分をききだし組み立て、代弁してあげるところからはじめましょう。
一貫して同じ意思でいる
一貫性を持って叱らないと、お孫さんは大人に不信感を抱きます。
また、毎日違う条件、例えば、「昨日はダメって言ったのに、今日はいい。」などは、お孫さんが理解できなくなってしまますし、お願いすればどうにかなると思われてしまいます。
ご両親ともしつけに関して話し合い、統一性を持たせるとよりスムーズです。
この叱り方はNG!!
しつこく叱る
しつこくいつまでも叱り続けていると、かえってなんで叱られているのか伝わりません。
おじいちゃん・おばあちゃんの伝えたいことは心に残らず、怒られているということだけが強く残ってしまいます。
みんなで責める
おじいちゃん・おばあちゃんや両親がみんなで一緒に叱ってしまうと、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。
一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的です。
両親とフォローしあったり、おじいちゃん・おばあちゃんでお互いに役割をして、叱ってあげられるといいですね。
叱ったからといて、嫌われたりしませんから安心してください。
人と比べる
「お姉ちゃんはもっと早くできていたのに」とか
「〇〇ちゃんはできていたのに」
などと、誰かと比べてはいけません。
ひがみやすい歪んだお孫さんになってしまいます。
また、いつも同じ子どもと比べていると、その子どものことが嫌いになってしまうこともあります。
兄弟間でもその感情は出てきてしまうので、気を付けるようにしましょう。
突き放す
「勝手にしなさい」「出て行きなさい」など、お孫さんを突き放す言葉は心に残ってしまいます。
悲しみを深めてしまいますから、絶対にやめましょう。
愛のない体罰
ついつい叩いたりしてしまうと、意図が伝わりにくいだけでなく、お孫さんも恐い思いをします。
さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、お友だちにも同じように叩いたりしてしまうようになる可能性もあるのです。
どんな時に叱るべき?
命に関わることをした時
例えば、手を離し道路に飛び出してしまった時などは取り返しのつかないことになる前に、きちんとわかってもらうべきです。
お友だちに何かした時
兄弟ももちろんですが、お友だちにけがをさせてしまった。押してしまった…こんな時はきちんと何がいけなかったのか、話をしてわかってもらう必要があります。
言葉で相手を傷つけたとき
心無い言葉を発して、相手に嫌な思いをさせてしまった場合は、自分がされたらどう思うのか、考えさせながら訴えてみましょう。
パパママに「叱らないで」と言われてしまったら
理由がなければ両親もそんなことは言わないでしょう。
例えば叱り方が厳しすぎたり、両親がもう解決したあとに掘り返してしまったり…もう一度思い起こしてみてください。
それでも思い当たらない場合は、なぜ叱った方が良いのかと思ったのか、明確に説明することで納得してくれると思います。
おじいちゃん・おばあちゃんも大切な育児協力者
いかがでしたか?なかなかお孫さんに対しては、対応や叱りかたに迷いも出やすいのではないでしょうか。
もしタイミングを逃してしまったり、なんと言えばよいのか迷ってしまったりした時は、ぜひご両親にも話し、次回から同じようなことがあった場合どうしたらよいか聞いておくことも良いと思います。
おじいちゃん・おばあちゃんだからこそお孫さんも聞き入れられることもあるかと思います。
ぜひ、前向きにお孫さんのことを考え叱るべきところでは叱ってくださいね。