お孫さんへの出費がかさみ負担になっていたり、自分たちの生活の余裕さえも失いかけていませんか?
お孫さんはかわいい…でも出費があまりにも多すぎる。
子どもたち夫婦も若いし大変だから、助けてあげたいと思っていたけれど、実際そこまで助けてあげる余裕がなかったなど。
おじいちゃん・おばあちゃんの悩みもなかなか尽きないものです。
今回は1番デリケートな問題である「お孫さんにかかる費用」について、周りのおじいちゃん・おばあちゃんはどれくらい費用をかけているのか、何にかけているのか、また、どうしたら改善できるのかを具体的にみていきたいと思います。
おじいちゃん・おばあちゃんたちは何にお金がかかっているの?
実際に周りのおじいちゃん・おばあちゃんたちがどんなことにお金を出しているのかみていきましょう。
帰省時の交通費
遠方に住んでいる場合、飛行機や電車を乗り継いできていますから、おじいちゃん・おばあちゃんも気を遣って交通費を支払うことが多いようです。
食費
美味しいものをお腹いっぱい食べて欲しいあまり、遠方で遊びに来てくれているときの食費にたくさんお金をかけてしまうようです。
また近場であっても、孫が生まれてお金がかかっている子どもたちをみると食費くらい…と思って、まとめて一緒に買い出しに行って購入して援助しているようです。
おもちゃ代/洋服代
お孫さんがどんどん大きくなっていきますから、それに伴い成長に合わせたおもちゃや、服を購入しているようです。
教育費
幼稚園・保育園に通いだすと、習い事をさせたい…と思ってくるのではないでしょうか。
今は数々の習い事をさせる時代です。
「スイミングに通わせたいんだけど」言われたら、おじいちゃん・おばあちゃんはもちろんお孫さんのスポンサーになってしまうのではないでしょうか。
プレゼントやお祝い
一年の中でプレゼントやお祝いを渡す機会は、
- お正月
- 節句
- 誕生日
- 入園入学祝
- クリスマス
- 子どもの日
- 卒業祝い
…いろいろありますよね。
各家庭により、ものであったり現金であったり、形は様々であるかと思いますが、出費となるのは同じです。
それがお孫さん1人ではなく複数いたら、みんなに同じようにしなければなりませんね。
合わせたらかなりの費用になりそうです。
もう限界!余裕がなくなってきた
お孫さんの両親は、おじいちゃん・おばあちゃんの生活には余裕があり、蓄えもあるだろうと楽観的に考えているかもしれません。
しかし、実際蓄えがあったとしてもそれはおじいちゃん・おばあちゃんの今後の資金であり、お孫さん用ではありませんよね。
実際はお孫さんの両親も詳しくわかっていませんし、自分たちことでいっぱいいっぱいになっています。
ですから「これ以上は助けてあげられない。」と思ったら、しっかりと口に出して伝えましょう。
食費は今日はこれだけ出させてね
夕食はごちそうするからランチはお願いしていい?
交通費は今までのように渡せなくなりそうだけど、良かったら帰ってきてね
孫が増えて、みんな同じようにしてやりたいから、今回はこれでごめんね
など伝えて、パパママに、
- 「今まで負担させていたな…」
- 「親(祖父母)には親の暮らしもあるもんな…」
と意識させることが大切です。
親子だから言わなくてもわかってくれるはず、と思っていてはいけません。
親子といえども、言わないと一生伝わりませんよ。
この負担は今から減らせる
おじいちゃんおばあちゃんは様々なものを負担していますが、これからご紹介するものの負担はすぐに減らせるかもしれません。
洋服代
まずは洋服代。
残念ながら、意外とおじいちゃん・おばあちゃんがプレゼントした服を着せていないパパママは多いものです。
なぜなら、
- サイズが合っていない
- 好みが違う
- 同じようなものを持っている
などの理由があるからです。
せっかく買っても着せてもらえないのなら、自ら負担を増やす必要はありません。
一緒に出掛けたときなど、パパママの意見を聞けるときに最低限買うようにしても良いかもしれません。
おもちゃ代
おもちゃも洋服同様、パパママからは歓迎されていないケースがあります。
- 同じようなおもちゃを持っている
- 年齢に合っていない
- おもちゃを頻繁に買い与えることにうんざりしている
などの理由から、おもちゃをあまり喜ばしく思っていないパパママもいます。
洋服同様、勝手な判断で買い与えるよりは、パパママの意見を聞いて希望があったときに買うだけで良いかもしれません。
負担の偏りがないようにする
一番多いのが、お孫さんの母親側つまりおじいちゃん・おばあちゃんから見て娘さんまたは、お嫁さんの立場側に大きく負担がのしかかるケースです。
援助して欲しかったり、買ってもらいたいものがあったら、お母さん側は自分の両親の方が頼みやすいものです。
節句の兜やひな人形、ランドセルや制服、全ての援助に偏りがあるかもしれません。
それをなくすために、おじいちゃん・おばあちゃんから見て、少し疑問に思った場合は、
娘さんに「義両親は何をプレゼントしてくれたの?」と聞いてみたり、
お嫁さんの場合は「ご両親にばかり負担をかけていないか心配だから、次は声をかけてね」
などと伝えたりすると良いでしょう。
負担の偏りがないように、お互いを思いやりましょう。
みんながお金を使い過ぎているかも
もしかすると、まるまるお世話になりっぱなしなお孫さん家族もいることでしょう。
そうした場合は、もう自立した家庭なのですから、食費の援助をやめてみるとか、お孫さんの服・おもちゃの購入回数を減らすようにしてみてください。
しかし、お孫さんのご両親も、さまざまな負担を負っている場合もあります。
- 父の日
- 母の日
- 誕生日
- 敬老の日
- バレンタインデー
- ホワイトデー
など、何かしてもらってはいませんか?
贈り物が毎回届いたり、食事に連れて行ってもらっていませんか?
お互い気を遣ってお金も使いあっているかもしれません。
おじいちゃん・おばあちゃんから、気を遣わなくていいよ、と一言いうだけで、お互いのお金の遣いあいが軽減していくかもしれません。
援助はお金を出すだけではありません。
言い方に気を付けながら伝えて改善していくことで、お孫さんとの付き合いがより良いものになりますよ。