両親が共働きのお孫さんがいる場合、普段から面倒を任されることは多いのではないでしょうか?
普段から、保育園や幼稚園に通っているお孫さんも、具合の悪い日も出てくるかと思います。
そんな時、病児保育という体調の悪いお子さんを預かる保育施設もあるのですが、なかなか近くになかったり、定員で受け入れてもらえなかったりします。そこで頼りにされるのがおじいちゃん・おばあちゃんです。
今回は具合の悪いお孫さんを病院に連れていく際の注意点をまとめていきたいと思います。
どれくらい悪いのか把握する
実際に普段からよく面倒をみているおじいちゃん・おばあちゃんは、いつもとどこが違うかすぐに気づけると思います。
例えば、元気がないだけでなく、
- 目が腫れぼったい
- 顔が赤い
- 食欲がない
- 口数が少ない
など、お父さん・お母さんよりも気づくのが早いことだってあるかもしれません。
普段との違いに気づけなくても、両親から明確に症状を聞くようにしましょう。
曖昧であったりすると本当の病原に気づけないこともありますね。
例えば、「熱だけであとは元気」と言われたり「お腹の調子が悪いみたい」と言われればそれだけかと思ってしまうかもしれませんが、他にも何か違った様子の部分はないか、おじいちゃん・おばあちゃんが観察してみたり、お孫さんに問いかけたり、両親に「それだけで大丈夫そう?」と聞いてみてください。
病院に連れていく際気を付ける4つのこと
それでは実際に病院に行く際、何に気を付けていけばよいのかご紹介していきます。
予約か予約なしか
病院によっては、予約制の場合があります。電話予約の場合はご存知の通り、事前に電話をしてから来院します。
また、最近はネットを使った予約が普及しています。
ネットで順番をとり、呼ばれる時間が近くなるとアラームなどで教えてくれます。
病院で待ち時間を過ごさなくて済みますから、高熱であったり、ぐずっている時にはかなり助かりますね。
しかし、このように、電話ではなくネットを使わなくてはなりませんから、おじいちゃん・おばあちゃん世代には難しかったり、かえって面倒かもしれません。
その場合は、お父さん・お母さんに予約までしてもらい、だいたいの診察時間を教えてもらい、来院する状態までにしておくとスムーズかもしれませんね。
持ち物
お孫さんの年齢によりますが、母子手帳であったり、診察券、保険証、地方自治体などで補助のある場合はその補助券など、お薬手帳を持って行く必要があります。
特に、保険証や診察券は忘れずにきちんと持って行きましょう。
病院に限らず、お孫さんとお出かけする際は、保険証などの身元がわかるものを持ち歩くと万が一、何かあった場合に助かります。
申し送り事項を整理しておく
ただちょっとした熱や咳などの覚えられる程度の症状なら間違いなく伝えられますが、たくさん症状があった場合また、繰り返し体調を崩していたら、その経過も伝えなければなりませんし、少し大変になります。
そんな時は迷わず、メモにしっかり記載していって、先生に見てもらったり、読みながら説明すると良さそうです。
また、他に飲んでいる薬、使用している薬がないかどうかもきちんと聞いておきましょう。
アレルギーなども主治医ならわかっていると思いますが、もしかしたら、他の病院で発覚したばかりであったり、皮膚科や耳鼻科に通っている場合もありますよね。
ですから、両親に詳しく聞いて記載して、申し送りに漏れがないように伝えましょう。
薬を受け取る
無事に診察が終わったら、お会計後お薬の処方があった場合は受け取ります。
この時、お薬手帳と処方箋など、病院で案内された通りに提出するものを出します。
流れは大人が病院にかかった場合と変わりませんので安心してくださいね。
呼ばれたら、お薬の飲み方の説明を受けます。
この時、きちんとご両親に伝えられるよう説明をしっかり聞きます。
おじいちゃん・おばあちゃんがお薬を飲ませる場合はさらに気を付けます。
薬局に、子どもがお薬を飲みやすくなるアイテムがたくさんあります。
もし、お薬を飲むのが初めてだったり、苦手なことがわかっていましたら、薬剤師さんと相談してゼリー状のオブラートになっているものなど、検討してみてください。
基本は大人と同じ!動揺しないこと
いかがでしたでしょうか?今回はお孫さんを病院に連れていく場合の注意事項を4つご紹介していきました。
おじいちゃん・おばあちゃんが普段病院にかかる場合と基本は同じですから、特に難しいことはありません。
具合の悪いお孫さんを前にすると不安になるかもしれませんが、動揺しないで対応しましょう。
ご両親も、おじいちゃん・おばあちゃんにサポートしてもらえることによって、助かりますし、安心していると思いますよ。
お孫さんを無事病院に連れて行き帰った後は、疲れがどっとでるかもしれません。
ゆっくり休んでご自身のケアをすることも忘れないでくださいね。